病院の日陰に陰キャは佇む

医者1桁年目の内科医が日々思った事を書いています。気づいたら結構毒吐いてるの注意

キャッシュレス決済乞食

最近流行のキャッシュレス決済について備忘録がてらに記載.
しかしながらこの乱立具合はどうにかならないものかと思いながらも,大学にお金を払って勉強をさせて頂いている身としては*1来年の6月に還元事業が終了するまでの期間電子マネー/QR決済/クレジットカードでケチケチと生きていくしかない.

現在の利用状況

現在電子マネー/QR決済のうち自分が利用しているものはPayPay, Origami Pay, QUICPayの3つになる.これらに加えてクレジットカード+kyashといったところだ.
今のところ大きなトラブルには巻き込まれていないのでコンビニ程度なら携帯一つで出かけてしまうようになった.
以下,使用してみての雑感を書いてみる.


クレジットカード

ヤフーカード,Amazonゴールド,三井住友VISAゴールド,JCB CARD W,TS CUBIC CARDと数枚あるのだがAmazonに大金を貢いでいるのでできる限りAmazonカードに集約している状況である.以下役割分担の内容.


・ヤフーカード:PayPay用.あとTカードの役割も

Amazonゴールド:Amazonの支払いとその他諸々のメイン支払い

・三井住友VISAゴールド:人前で出す用(女性の目の前でAmazonカードを出す勇気はない).還元率0.5%なので渋ちん.

JCB CARD W:QUICPayの20%バックキャンペーンに参加するために最近獲得.また新規入会後しばらくはポイント付与率が上がるのでそれもおいしい

・TS CUBIC CARD:トヨタの店員がうるさかったので作った.エネオスだとガソリンが2円値引きされるのでその支払いに利用


Kyash

バーチャルカードという扱いで支払い自体は残高をチャージするか,他のカードから引き落としという方法を取るシステムである.VISAカードとして利用可能.利用金額の0.5~1%のポイントが付与されるが,以前は2%キャッシュバックだったのでケチになってしまった還元率を0.5%から1%にするために実際に店頭でも使えるリアルカードを発行するのがよい.Origami Payの還元率を稼ぐために使用している.
理由はよく分からないがQUICPayとしてGoogle Payに登録出来るので利用していたのだが,QUICPay利用に関してはポイント付与がないので(以前はキャッシュバックがあった)全般的に改悪されてしまっている.


PayPay

キャンペーンを打っている事と店側の導入コストが低い事から使える店舗はかなり多い.片田舎に住んでいるが近所の居酒屋ですらPayPayが使えるといったレベルである.支払いはPayPay自体に残高を作る(チャージする)方法と直接クレジットカードから引き落とす方法がある.


まず,チャージの方法は銀行口座,クレカ,セブン銀行ATM,ヤフオク売り上げ,ギフトカード,ソフトバンク/ワイモバまとめて支払いと多数あるが,チャージに対応したクレカはヤフーカードのみであることに注意.そして,ヤフーカードでチャージするとTポイントが1%付与されるのでヤフーカードで事前にチャージしてから支払いでさらに1.5%の残高付与を得るのがセオリーである.

次に,クレジットカードから直接支払う方法であるがヤフーカード以外は残高への1.5%バックが付与されない仕組みになっている.したがってここもヤフーカード一択である(Tポイント1%と残高付与1.5%で計2.5%).Kyashを経由して2%以上のバックを狙う方法もあるが,3Dセキュアの搭載により3Dセキュアが利用できないkyashは利用可能金額が5000円/月に制限されてしまい現実的に利用が難しくなってしまった.また,残高・ヤフーカードでの支払い以外は各種キャンペーンに参加できないのでPayPayを最大限に利用するならヤフーカードが必須である.


ヤフーカードが必須に近いという事,通信障害の一件などはデメリットだが,以前より全体的な還元率が落ちているとは言え,10月・11月で言えばまちかどペイペイの10%バックキャンペーンはかなりの高還元率であり乱立したQR決済の淘汰が済むまでは今後も様々なキャンペーンを張ってくるものと思われる.
加えて公共料金などもPayPayで支払いが出来る地域があり0.5%の残高付与があるのだが現在の居住地では(クソ行政の怠慢により)利用できないのが悲しい.


Origami Pay

支払いは銀行口座もしくはクレジットカードからの直接引き落としで残高は存在しない.
利用目的としてはKyashを経由してAmazonポイントを稼ぐために利用している.つまり,


Origami Payの割引(1%)

Kyashの1%ポイント付与(これは残高として利用可能)

Amazonゴールドの1%ポイント付与


といった仕組みで3%のバックを得ている.3%のバックが得られることと,Amazonポイントを得られるため使えるところでは優先して利用している.

デメリットとしては支払いの時に通信のためか1-2秒のタイムラグが生じるので不安になる.これはクレジットカードを変えても変わらないのでOrigami Pay自体の問題であるようだ.また,利用可能な店舗がPayPayより少ないため活躍の機会は少な目.
なお,銀行口座引き落としにすると3%割引になるのだが地銀への対応は完全ではなく田舎者には厳しいようだ(ゆうちょ銀行はOKなのでゆうちょにしろと言われればそこまでなのだが・・・).

QUICPay

個人的には今一番アツいキャッシュレス決済.
JCB自身が発行しているカードに付与されるQUICPayApple PayもしくはGoogle Payに登録して利用すると20%がキャッシュバックされる.キャッシュバック対象の期間は2019年12月15日の支払いまででキャッシュバック上限は1万円(つまり5万円分まで対象になる).ただ,キャッシュバックは3月に支払われるので多少ラグがある.

また複数枚のJCBカードや家族カードでもそれぞれ独立して20%キャッシュバックが行われるので家族がいる人は家族カードを発行するのもアリだろう.40歳未満なら年会費無料のJCB CARD Wを発行できるのもありがたい.

Apple PayやGoogle Payの使い方自体はカード番号を入力するだけであるが,キャンペーン参加の手続きがJCBのサイトから(もしくは電話)必要なのでそこだけは要注意.また,QUICPayモバイルを利用している場合は一度削除する必要がある.

さらに重要なのが発行元がJCBグループである必要があり,対象カードが限定されている点である.JCBカード以外であればANAリクルートカードは対応しているが,ただ単にJCBブランドというだけでは対応していないカードも多数ある.

NFC決済なのでQR決済で必要なバーコード表示させるという一手間が要らないのも個人的には大きいメリットである


キャッシュレス決済利用開始後

キャッシュレス決済還元事業の追い風もありポイント還元を謳歌しているが,気を抜くと紐が緩くなるのは事実なので浪費しがちなコンビニにやらなんやらに寄らないように努めるのがまず第一であるし,明細には気を配る必要がある.
また, QR決済は面倒くさいのも事実.

他,自分は利用していない*2楽天ペイ等の楽天経済圏に入るのも一手だと思われる.

*1:しかしながら,大学院という制度をよく考えついたものである

*2:だってメールうざいんだもの